2012年3月31日土曜日

初期研修での病理選択(伊藤先生)

初期臨床研修の選択期間で、病理診断科を選択可能です!


今年2月から2か月、伊藤賛美先生が病理で研修してくれました(^^)v

金曜日のオーベン川崎先生と
伊藤先生は2か月間、火曜・金曜の診断業務を中心に、剖検にも参加してもらいました。
好奇心旺盛で、いろいろな本を黙々と調べてレポートを作成していたのが印象的でした☆
最初はゆっくり少しずつからでしたが、最近ではオーベン顔負けの洞察力を発揮していましたね!

伊藤先生からも以下のメッセージをいただきました!

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2月の頭から病理で研修をしている伊藤です。
診断病理科での研修を終わるにあたって、研修医から見た病理の魅力を大きく4つに分けて紹介させていただきたいと思います。

①勉強にうってつけ
手術や生検といった普段肉眼でしか見ていないものの組織像をじっくり見る機会は、忙しい研修医生活の中ではなかなかありません。病理では手術検体や剖検のマクロ像をみて、自ら切り出しして顕微鏡下でミクロ像をみるまで、自身の手で可能です。
組織像をじっくりみたり、免疫染色や特殊染色での特徴を知ったり、ステージ決定の微妙な症例にあたったりと、様々な症例に出会うことで疾患への理解が深まります。
また、国試に出てこないような疾患に出会うこともしばしばあります。
病理診断はできるだけ早く結論を出すことができればいいのですが、そこには正確さが求められます。ヤキモキしながら結果を待つ患者さんや先生方には申し訳ない気もしますが、診断者が納得いくまで調べることが最終的には求められます。私の様に知識不足が顕著であっても、鏡検室にはアトラスや規約がズラリと並んでいるため、調べる本には事欠くことはまず少ないです。

②色々な科と関わることができる
病理は手術検体、生検検体を扱い、剖検も担当します。
そのため、幅広い診療科の先生方が病理部にいらっしゃられます。
私も病理に来てから研修で回らなかった科の先生とたくさん顔見知りになりました。

③指導体制が1対1以上
鏡検室には基本的にその日の担当の病理の先生がいるため、迷った時は即座に相談できます。
分かりやすい指導は折り紙つきです。

④普段の裏舞台が見ることができる
術中の迅速を出してなかなか結果が出ない時、病理部では固定に手間取ってるかもしれないし、診断に迷ってるかもしれないし、他の手術室でも迅速を出していて混んでるかもしれない。
迅速と永久固定標本とでは見え方が違う。だから結構ストレスだったりする。
他院の病理医にコンサルトすることがある。
・・・・こんなこと、病理を回らないと想像が難しいことです。

以上、長文になりましたが研修における病理の魅力について語らせていただきました。2カ月間、この恩恵にあずかれて嬉しく思います。
病理診断科の先生方を始め、細胞検査技師の方々にも多大なるご迷惑をお掛けしましたが、皆様には温かいご指導をいただき、ありがとうございました。

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完璧すぎる病理診断科の宣伝感想、ありがとうございます!


そして今日3月30日で伊藤先生は無事2年間の初期臨床研修を修了されました!
おめでとうございます!4月からは当院麻酔科でトレーニングされるとのことです。
ますますのご活躍を祈念しています!

研修修了証を手に!

2012年3月29日木曜日

第73回 AJSP Journal Club (テーマは乳がん)

AJSP Journal Club
(たくさんの論文を集中して読むので少ししんどいです)
病理診断科医の修業の様子を紹介します。
標本を診ることが基本ですが、文献から知識や技術を学ぶことも大切です。

American Journal of Surgical Pathology(AJSP)は外科病理学・診断病理学の分野における最も権威のある学術雑誌であり、教室では月に一度AJSPの抄読会を行っています。

General pathologistに求められる最新の疾患概念や診断基準を常にbrush upするよう心がけています。

※ 記録の一部をupしました。短い解説部分は担当者が論文の内容を簡潔にまとめたものです。
各論文のタイトルはAJSPホームページにリンクしていますので、クリックしてみてください。
第73回は特別に”乳がん”がテーマでした。

AJSP Journal Club
73回、2012年 2月24日、14:00 ~ 15:00、山梨大学人体病理学講座 集会室

Robens, Judith; Goldstein, Lynn; Gown, Allen M.; Schnitt, Stuart J.
American Journal of Surgical Pathology. 34(12):1881-1885, December 2010.
分野:  乳腺、担当 R.K.
解説: 乳癌での甲状腺転写因子(TTF-1)の発現について調べている。その結果2.4%の症例にTTF-1を認めた。

Mukhopadhyay, Sanjay; Katzenstein, Anna-Luise A.
American Journal of Surgical Pathology. 35(1):15-25, January 2011.
分野:  肺、担当 T.Y.
解説:肺TBLBnon-small cell lung carcinomaで低分化癌の時、腺癌と扁平上皮癌を区分するにはTTF-1NapsinAp63CK5/6の免疫染色の組み合わせが役に立つ。

3Diminished Number or Complete Loss of Myoepithelial Cells Associated With Metaplastic and Neoplastic Apocrine Lesions of the Breast
Tramm, Trine; Kim, Jee-Yeon; Tavassoli, Fattaneh A.
American Journal of Surgical Pathology. 35(2):202-211, February 2011.
分野:  乳腺、担当 D.N.
解説: 乳腺apocrine lesionにおいては良性でも筋上皮の減少~消失がおこるので、筋上皮の有無のみで悪性の診断根拠とすることはできない。本論文ではp63calponinなど2つ以上の筋上皮マーカーを用いることを推奨している。

4.  Atypical Tumor-stromal Fibroblasts in Invasive Ductal Carcinoma of the Breast
Hasebe, Takahiro; Iwasaki, Motoki; Akashi-Tanaka, Sadako; Hojo, Takashi; Shibata, Tatsuhiro; Sasajima, Yuko; Kinoshita, Takayuki; Tsuda, Hitoshi
American Journal of Surgical Pathology. 35(3):325-336, March 2011.
分野:  乳腺、担当 K.M.
解説:Atypical tumor-stromal fibroblastfibrotic focusの出現は、乳腺invasive ductal carcinomaの再発や生存率に関係する。

5.  The Effect of Prolonged Fixation on the Immunohistochemical Evaluation of Estrogen Receptor, Progesterone Receptor, and HER2 Expression in Invasive Breast Cancer: A Prospective Study
Tong, Leung Chu; Nelson, Nahid; Tsourigiannis, Jim; Mulligan, Anna Marie
American Journal of Surgical Pathology. 35(4):545-552, April 2011.
分野:  乳腺、担当 T.K.
解説:乳癌のER, PgR, HER2の免疫染色の固定時間はこれまで48時間以内が推奨されいたが、本研究では72時間を越えても免疫染色の結果に大きな差がでないことが示された。

6.  Microinvasive (T1mic) Lobular Carcinoma of the Breast: Clinicopathologic Profile of 16 Cases
Ross, Dara S.; Hoda, Syed A.
American Journal of Surgical Pathology. 35(5):750-756, May 2011.
分野:  乳腺、担当 N.O
Minimal invasive lobular carcinomaは全乳癌の0.02%と稀であるが、リンパ節転移、再発例は16例のうちなく、良好な予後が示唆された。

7.  Intracytoplasmic Lipid Accumulation in Apocrine Carcinoma of the Breast Evaluated With Adipophilin Immunoreactivity: A Possible Link Between Apocrine Carcinoma and Lipid-rich Carcinoma
Moritani, Suzuko; Ichihara, Shu; Hasegawa, Masaki; Endo, Tokiko; Oiwa, Mikinao; Shiraiwa, Misaki; Nishida, Chikako; Morita, Takako; Sato, Yasuyuki; Hayashi, Takako; Kato, Aya
American Journal of Surgical Pathology. 35(6):861-867, June 2011.
分野:  乳腺、担当 T.K.
解説:Adipophilin (脂肪滴に対する抗体)は乳腺アポクリン癌の診断に有用である。またAdipophilinの免疫染色の結果からアポクリン癌とlipid-rich carcinomaとの関連性が示唆された。




2012年3月26日月曜日

第54回病理学会関東支部学術集会に参加

 私たち病理診断科医の母体といってもよい日本病理学会ですが各地域に支部があり、山梨は関東支部会に含まれています。関東支部会は年に4回の学術集会が開かれており、3月24日に開催された54回支部学術集会に参加してきました。
今回は横浜です。
日時: 平成 24 3 24 (土) 
会場: 横浜歯科技術専門学校講堂 
世話人: 槻木 恵一 先生 (神奈川歯科大学 
1 特別講演: 腎盂・尿管・膀胱癌取扱い規約について 
    座長: 松嵜 先生 (君津中央病院病理診断科) 
    演者: 武藤 先生 (帝京大学医学部泌尿器科学)
         森永 正二郎 先生 (北里研究所病院病理診断科)
          2 レクチャー: 歯原性腫瘍 診断のポイント
                    座長: 窪田 展久 先生 (神奈川歯科大学附属病院病理診断科)
演者: 宇都宮 忠彦 先生 (日本大学松戸歯学部病理学)
          3  一般演題: 5
 pT1においては細胞異型度の判定によって治療方針が大きく変わるとのことです
(φ(..)メモメモ)
医療における病理医の役割の重要性を改めて感じます

細胞異型度が3段階(G1, G2, G3)から2段階(low grade, high grade)に変更
その経緯や規約に関する今後の課題などが解説されました




(恥ずかしながら管理人2号は歯原性腫瘍は苦手)

歯の発生に基づいて歯原性腫瘍を理解するというお話はわかりやすかったです。
これまでの知識を再整理することができました




一般演題(症例検討)に関しては口腔病理の先生方の発表が多かったです。
いずれも興味深い症例で勉強になりました。





会場では携帯歯ブラシ(歯間ブラシ、舌苔クリーナー、ようじ付)が無料配布!
十徳ナイフみたいなすぐれもの
今回の抄録集の最後のページには口腔の健康に関するまめ知識(歯ブラシの選び方、唾液の効用)も掲載されており、口腔病理・歯科である世話人の槻木先生のご配慮と思われます

世話人の槻木先生(右)
管理人2号がいつもお世話になっている林先生(左、横浜市立市民病院
と小山先生(中央、山梨県立中央病院)

挨拶する加藤教授
加藤教授は関東支部の支部長(病理学会理事)です
加藤教授の奥にいるのは高瀬先生(山梨医科大学卒の大先輩)


懇親会にはあの重慶飯店から料理が運ばれており、
東坡肉、エビチリ、マーボなど横浜中華を十分堪能しました




サボラズに勉強しにきて本当によかった♪
(ごちそうさまでした <(_ _)>




2012年3月24日土曜日

♪細胞検査 病院実習修了♪

加藤先生、近藤先生、川崎先生の3人がUSCAPで、バンクーバーに出張中も、
病理診断科は診断、解剖、カンファレンスと大忙しでした(^^;)

そんな中、北里大学 医療衛生学部 医療検査学科 3年の佐藤詩織さんが、
当院病理部、病理診断科で3週間の実習を行いました!

そして昨日、3月23日は3週間の実習の最終日でした。
スタッフ一同、さみしく思っております(T-T)

左から佐藤さん、管理人1号、技師の中澤さん、弓納持さん
(弓納持さんは恥ずかしいとのことで後ろ姿のみです(汗))

佐藤さんはとっても真面目で、どんなことにも一生懸命実習していたのが印象的でした。
基本的な病理の技術だけでなく、細胞診の検鏡、
さらには臨床科とのカンファレンスにも参加して、医療における病理の役割も勉強しました!

 ディスカッション顕微鏡で。真剣です!

学生さんが実習に来ると、教えているこちらも
改めて病理の楽しさ、難しさを実感でき、刺激になります(^_^)v
"Teaching is learning"とはよく言ったものですね!

技師の坂本さん、吉田さんと、さわやかモードで♪
ちなみに右側のミクロトーム(組織を薄く切る器械)で、薄切のトレーニングもみっちりしました!

佐藤さんからも、メッセージをいただきました。

大学では学べないようなことも含め、
多くのことを教えていただいて大変感謝しています。
この経験を必ず今後に生かそうと思います。
3週間、ありがとうございました!

私たちも、刺激になって楽しい3週間でした!
これからも楽しく勉強を重ねて、立派な技師、検査士になってくれることを祈っています!

2012年3月23日金曜日

IAP日本支部レセプション (USCAP パート2)

外科病理学の国際組織がInternational Academy of Pathology (IAP)で、世界各国に支部があります。そしてUSCAPはIAPの米国支部とカナダ支部の合同学会のような形です。日本にも支部(http://www.iapjapan.org/)があり、様々な活動が行われています。

毎年USCAPの第4日目、火曜、夕方にIAP日本支部が開催するレセプション(通称Japan night)が開催されUSCAPに参加する日本人病理医の懇親の場が設けられています。今年は管理人2号が受付係をさせていただきました。

写真中央のお二人がSilverbergご夫妻
日本支部と関わりの深いSilverberg先生がUSCAPのDistinguished Pathologist Awardを受賞されました。おめでとうございます。
加藤教授、近藤さん(サクラファインテック)、清川先生(千葉大学)
永田先生(埼玉医科大学)、川崎
近藤、山口先生(久留米大学)、若狭先生(大阪赤十字病院)




ここから下は夜のプライベートです


IAP日本支部会長の松原先生、次期会長の中谷先生、常任幹事の加藤教授 にお誘いを受け、お食事に陪席させていただきました。
シェフとの記念写真
シーフードレストラン"Oyster"で生ガキと白ワインです。
(475 Howe Street、 ダウンタウン,バンクーバー. http://www.rawbar.ca/
シェフが日本の方だったので、お願いして記念写真をとっていただきました。

生ガキ、右手はたぶん松原先生
 サイズが揃っていないのは北米各地の生ガキ盛り合わせだからです、絶品です
バーベキュー味のカキ
火を通したカキもイケます。これは店員さんのおすすめメニューでした。 

本当は生ガキが苦手な加藤教授
 
白ワインでみな出来上がってます
後ろの白人さんがこのお店のオーナー 

 会場近くで偶然に入ったレストランでしたが、雰囲気もよくおすすめしたいです。
酔っ払いに親切に対応していただいたオーナー、シェフ、店員さんありがとうございました

2012年3月21日水曜日

USCAP 2012 in バンクーバー

USCAP(United staets and Canadian Academy of Pathology、米国・カナダ病理学会)がバンクーバーで開催(2012年3月17日ー23日、Vancouver、Canada)され、我々の研究成果を発表をしてきました。USCAPは一年に一回北米で開催される学会で、外科病理学・診断病理学の分野では最高峰といってもよく世界中の病理学者が集まります。
バンクーバー

USCAP会場のVancouber Convention Center
USCAPの読み方は”ユーエスキャップ”、”アスキャップ”、”ユーエスシーエーピー”と何故かバラバラですが、ユーエスキャップが一般的のようです

会場入口
今年は101回目のプロポーズUSCAPです。
誰でも発表できるわけでなく、厳しい審査があるので演題採択は名誉です。


管理人2号の研究ぽすたー
管理人2号は甲状腺がんの浸潤メカニズムに関する研究発表を行いました
川崎先生(病理部副部長)
川崎先生の乳がんの研究内容は世界 のトップレベルです
(   ポスターのできはいまいちですが・・・ (-_-メ)  )



ここから下は夜の部門
(18歳以下はご遠慮ください)

クラムチャウダーの研究
 "ジョー・フォーテス(Joe Fortes, 777 Thurlow Street、ダウンタウン)"、シーフード料理の名店で、ロブスター、魚介の調査をおこないました。値段は張りますが、料理とサービスは素晴らしかったです。
ロブスター完食、49ドル

美しい店員さんにハグ♡

時差ボケと食べすぎでみな顔がむくんでいます(笑)

カレーの研究
インド料理店 シタール (Sitar, 8 Powell street、ギャスタウン)。ラムのカレーはおいしかったです。

飲茶(Dimsum)
昼休憩にはダウンタウンの有名中華料理店 KIRIN MANDARIN (麒麟川菜館, 1166 Alberni Street、ダウンタウン)で飲茶(Dimsum)を楽しみました。
Dimsum大好きな管理人2号ですがここはおすすめです。
腹いっぱい食べて一人25ドル程度でした。

2012年3月10日土曜日

Quick Reference Handbook for Surgical Pathologists

こんにちは...(^^)v

管理人1号はレジデント、つまり後期研修医(専修医)(医師3年目)で、
病理診断トレーニング中の身です。

世の中には、本当にたくさんの病気があって、我々トレーニング中の身としては、
「こんな病気みたことないぞー!!」
ってことも多々あり、最初は1症例ごと本を調べて勉強しなければなりません。


それぞれの臓器の専門書、規約は情報量も多く、頼りになりますが、
1症例ごと臓器が変わるたびに本を変えなければいけません(泣)

「外科病理学」「Rosai and Ackerman」のような、オールマイティな教科書は、
1冊あると心強いですが、厚さが10cm以上するような大著で、
こまごましたことを調べるにはちょっと気がひけます(^^; )


ちょっとしたことが「うまく1冊にまとまったコンパクトな本がないかなー」と、
おそらく全国、いや、全世界の病理レジデントが思っているはず…

そんなうまい話が、、、

ありました!!!

Quick Reference Handbook for Surgical Pathologists


じゃーん!!!

です。

日本語にすると、「外科病理便利帳」と言ったところでしょうか…
アメリカの先生方が書かれています。
この本、何がすごいかというと…「痒いところに手が届く」って一言に限ります!
英語(?!)・・・ですが、表や箇条書きを用いて簡潔に書いてあるので、すぐに調べられます!




これは組織球、樹状細胞の腫瘍とマーカーの表です。
あまりみる機会のない腫瘍だからこそ、こういう表があると便利ですよね。


抗体リスト
これは、邦文の教科書でもときどきみる免疫染色の抗体リスト。
日本ではあまり広まってない抗体もあって興味深いです。

鑑別診断

皮膚の免疫染色を用いた鑑別診断表。
図譜(Atlas)ではなく、便利帳(Refference)なので、一目でわかるような表が多いです。



このほかにも、ごく一部しか紹介できませんが、


・ ありとあらゆるグレーディングまとめ (各種悪性腫瘍から絨毛羊膜炎!まで)
・ 巨細胞のタイプ一覧 (Langhans型、Touton型、異物型、などなど)
・ 一目でわかる真菌の名前と形態一覧
・ 原発巣と転移しやすい部位一覧
・ 形態を表すキーワード一覧 (印環細胞、索状、胞巣状、ラブドイドなどの用語の解説)
・ 遺伝子異常と疾患一覧
・ 各腫瘍の遺伝子異常と分子標的治療薬一覧 
 (肺癌→ EGFR、ALK、KRAS→ イレッサ、クリゾチニブなど)
・ 病理学リンク一覧
などなど。


これが厚さ、たった12mmのA4の本になっているなんて、もはや


ドラえもんのポケット状態!!!!
です。


ちなみに裏表紙には、「こう思ったとき、どう所見に書くか」の一覧がまとめられているのですが、
かなりのブラックジョークがちりばめられていて、
「病理医の悩みは全世界共通なんだなー」と妙に感心してしまいました…(笑)


全国の病理レジデントのみなさんも、ぜひ読んでみてください(^^)v