2012年6月23日土曜日

研修医合同CPC in 山梨

平成24年6月23日(土) FUJIYAMA-NET企画の合同CPC(昭和大学、山梨大学)が山梨大学医学部で開催されました。病理診断科/人体病理学は研修医による剖検報告のサポートを行いました。

昭和大学、山梨大学の研修医と併せると30人程の研修医が合同CPCに参加です。

CPCの 風景
 熱気むんむん
研修医同士で熱心な症例検討が行われます
(管理人2号はもっとしゃべりたかったのですが、サポート側なので少しだけ控えました)


山梨大学医学部付属病院の研修医によるよる症例プレゼンの様子

剖検報告
山梨大学側の症例提示、司会を担当してくれた研修医の先生方
お疲れさまでした !

研修医の先生方は発表が本当に上手ですね
ほとんどぶっつけ本番だったそうです


以下はCPCの後に行われた ♪ 懇親会 ♪ の様子です

臨床教育センター長の板倉先生と昭和大学研修医の先生方  

山梨大学の研修医方
村上先生は現在、病理診断科を選択中です(1か月コース)。
討論が盛り上がるように 頑張っていただきました。
管理人2号はいろいろなことで感謝しています <(_ _)>

山梨大学の研修医の先生方

管理人1号と研修医の河西先生
麗しい師弟?

河西先生は現在、病理診断科を選択中です(3か月コース)。
3カ月も病理を研修していると切り出しや病理診断のルーチン業務はかなりできるようになります。
今回は”謎の肝不全”について病理側の発表を行いました。
昭和大学の研修医の先生方


昨年にも増して討論も盛り上がり、内容の濃いCPCとなりました
お手伝いできて本当に良かったです

研修医の先生にはもっと病理を身近に感じてもらい、
初期研修の2年目の選択として病理診断科を短期間でも選んでいただければ嬉しいです。

(山梨大学 病理診断科 病理 ブログ)

2012年6月12日火曜日

閑話

(試験の内輪ネタですいません)
パパニコロウ先生
パパニコロウ先生は細胞診の染色方法を開発した偉大なパイオニアです。

パパニコロウ先生の名前を冠した染色名は是非覚えて下さい
医療の中で多くのがん細胞がパパニコロウ染色によって検出されています

(病理のBSTの医学生さんには必ず質問しますよ)


おしい!  けれども不正解

 パパロウニ染色
  パパコロニ染色
  パパロニコウ染色
  ハパコロウニ染色
  ババニコロウ染色


名前が別人になってます、当然不正解

パパベソニ染色
パパロニカル染色
パパーニ染色
パバニコフ染色
パパロフスキー染色


独創的でおなかがよじれました、座布団1枚

カタピラーナ染色
パリンドロン染色

「オボエテクダサイ。。。」


(山梨大学 病理診断科 病理 ブログ)

2012年6月11日月曜日

第55回病理学会関東支部学術集会に参加

平成24年6月9日は三鷹市の杏林大学で開催された第55回関東支部学術集会に参加してきました。当大学からは川崎先生がワークショップの講演を行いました。

乳腺腫瘍の新しい疾患概念 ”B-NET”を提唱する川崎先生


ものすごく活躍しています

以下は懇親会の様子です
病院の6階に"日比谷松本楼"が入っており、懇親会の洋食がおいしかったです
特にカレーとドミグラソースのオムライスは絶品でした

また杏林大学の医学生さんの弦楽生演奏もさわやかな演出でした


第55回世話人の菅間先生

菅間先生はサイロイドクラブの会長も務められており、
甲状腺が専門の管理人2号はいつも大変お世話になっています。
加藤支部長の乾杯の挨拶
クイズ: この4人の病理医の共通点はなんでしょーか?
(左から、近藤、川崎先生、福村先生、高瀬先生)

答え:  山梨医大の卒業生
山梨大学医学部(旧山梨医科大学)を卒業の病理医も徐々に増えてきています
同門会結成の動きもチラホラとあります


杏林大学の矢澤先生と

矢澤先生は第55回関東支部学術集会の学会事務局を担当され、関東支部事務局との打ち合わせにおいて管理人2号はお世話になりました。ありがとうございました。

矢澤先生はワークショップでも講演されましたが、神経内分泌マーカーとなる蛋白分子の腫瘍細胞における発現制御メカニズムという研究の視点にとても感動しました。

(山梨大学 病理診断科 ブログ)


2012年6月7日木曜日

長嶋先生特別講義&第1回病理診断科セミナー

6月4日、横浜市立大学 分子病理学の長嶋洋治先生にお越しいただき、
  • 大学4年生の特別講義「泌尿器病理学」
  • 第1回病理診断科セミナー 「分子標的治療時代の腎腫瘍の病理学」
について御講演いただきました!

遠路はるばるお越しいただき、
まずは医学生に泌尿器領域の病理一般について、講義していただきました!
講義開始でーす!
変なキノコとサッカーボールと肉芽腫
何故、モチベーションがあがるのかは長嶋先生の講義を聞くしかありません。
長嶋先生の講義は、時折ギャグ、名言(!)を交えながら、
ポイントがわかりやすく、学生さんにも大好評でした!

左から近藤先生、長嶋先生、加藤先生
夕方からは、「第1回病理診断科セミナー」と題して(初の病理診断科セミナーです!!)、
腎腫瘍の最新の知見、実際的な診断のポイント、ピットフォールについてお話しいただきました!


A●B48も登場する愉しい講演スライドで、
実際の腎腫瘍の診断で疑問に思っていたことが、とってもすっきりしました(^^)v

 余談ですが、コロイド鉄染色の原法はあの"Nature" に掲載されたんですね!!!
 管理人1号はつい最近まで、鉄を染める染色だと思ってたというのに…orz (答: 粘液を染めます)
   参考文献:  Hale CW: Nature(1946)

これまた恒例ですが、その後は懇親会(えがおや玉穂店)でした☆
大石、長嶋先生、初期研修医の河西先生
川崎先生、山根先生、初期研修医の村上先生

村上先生、近藤先生、望月先生
現在、病理診断科を選択してくれている初期臨床研修医2人も参加してくれました♪
ユーモアあふれるお話で、腎腫瘍だけでなく、病理診断のスタンス、あり方など、
深いお話をいろいろとお聞きすることができました☆

長嶋先生、本当にありがとうございました♪

☆川崎先生が臨床細胞学会 最優秀論文賞を受賞☆


うれしいお知らせです♪
病理診断科(病理部副部長)の川崎朋範先生が、日本臨床細胞学会 平成24年最優秀(!)論文賞を受賞しました!!
この賞は、日本臨床細胞学会による論文選考に基づき、臨床細胞学分野において優れた英文業績を前年に残した学会員1名(!!)に贈られるものです!
受賞論文は、「Neuroendocrine ductal carcinoma in situ of the breast: cytological features in 32 cases (Cytopathology. 2011; 22: 43-9)」で、川崎先生が長年継続して研究されている、乳腺の神経内分泌腫瘍についての細胞学的特徴をまとめたものです☆


先日の第53回日本臨床細胞学会総会 (春期大会) において授賞式が行われました!

いつもは冬でもポロシャツスーパークールビズが似合う川崎先生ですが、
ビシッとスーツでキメてます(^^)v 

受賞後のひとこと
おめでとうございます!\(^o^)/
いつもパワフルな川崎先生、これからも目が離せません!